マチノコト

2014.12.25

街での子育てに悩むパパ・ママのためにーー子どもとお出かけ応援アプリ「comolib(コモリブ)」

comolib

子育てを始めた人たちから、「子どもを連れて出かけるのが大変で」という話を耳にすることがあります。ベビーカーで移動しやすい場所、ベビールームのついている商業施設、子どもづれでも安心して居ることのできるお店など、こうした情報は整理されていません。

株式会社センジュ代表の曽原健太郎さんは、そんな街の状況に課題を感じ、パパママのための子どもとお出かけ情報アプリ「comolib(コモリブ)」のiPhoneアプリを開発しました。

お出かけ情報アプリ「comolib」

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「comolib」は、子どもがいるパパ・ママが、自分が好きな子連れに優しいスポットを探すことができる「お出かけ情報アプリ」。

子連れのおでかけスポットの口コミが豊富に掲載されており、オムツ替えの有無、授乳室の有無、個室の有無、ベビーカー入店の可否といった、切り口でスポットの検索が可能で、自分のプロフィール登録をして、アプリを使い続けるうちに、少しずつ自分に合った施設が自動的にでてくるようになります。

掲載されているスポットの情報から「行った」「行きたい」を登録することができ、位置情報を活用して近くを検索:近所の子連れ歓迎施設を検索できるようになっています。

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子どもが生まれたことをきっかけに

このアプリは、20〜30代の子育て世帯に徹底的にヒアリングを行って開発されたそうです。センジュの代表を務める曽原健太郎さんは、学生時代に病院のコンサルティングの仕事をしたり、鉄道会社が沿線に保育園を立ち上げる事業を手伝ったりしていて、保育関係には昔から興味が合ったと言います。

その後、外資系コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーへ就職。米系投資ファンド、ソーシャルコマースアプリの「Origami」で半年の勤務をなどを経て、センジュの起業に至りました。

どんな事業をやろうかと考えていた曽原さんが、現在の事業を始めるきっかけになったのが、奥さんの妊娠。「保育というものがいっきに自分事になりました」と曽原さんは語っています。

これから女性も仕事をするようになっていく中で、働きながら子育てをすることになる人は増えていく。その中で、「働きながら子育てをする人のためのインフラ」を目指してサービスを提供する曽原さんからは、クレバーさと温かさを感じました。

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スマホのアプリは、スマートフォンが普及し、アプリのテレビCMの放映なども増えたことで、かなり認知が広がってきています。こうした背景からも都市での子育ての悩みを解決するために、「comolib」は素晴らしいアプローチだと思います。

子育てのイメージをポジティブなものに

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センジュは、「comolib」の提供の他、平日はメディア業界などで働き多忙を極めつつも、子育てに積極的なパパの集まる団体「スーパーダディー協会」と「MOTEOYA SUMMIT (モテ親サミット)」というイベントを開催しています。

「モテ親」の「モテ」とは、子どもと家族にモテるの意味。子どもと一緒に楽しみ、家族を楽しませ、子どもから好かれる、カッコイイ親。子育てに対して、大変そうな印象を抱く若い人は多いと思います。そうした人に、子育てにポジティブなイメージをもってもらうためのアクションとして「MOTEOYA SUMMIT」などのアクションを行っているそうです。

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テクノロジーを活用しつつ、ユニークな企画などを交えて、色々な面から働きながら子育てする人たちを支援しようとしているセンジュ。こうしたアプローチをするプレイヤーが増えると、課題解決のスピードが早まり、現在存在している街の課題もクリアされていくのではないでしょうか。

「comolib」のアプリはこちらからダウンロードすることができます。子ども連れのお知り合いがいらっしゃる方は、ぜひ教えてあげてください。

junyamori

inquire Inc. CEO、NPO法人マチノコト理事。1987年2月生まれ、岐阜県美濃加茂市出身。『マチノコト』の編集を担当する他、一般社団法人HEAD研究会フロンティアTF副委員長、ローカルメディアネットワーク『IDENTITY』を運営中。『THE BRIDGE』『マチノコト』『soar』など複数のメディア運営にも携わる。

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