マチノコト

2017.3.31

食を通じた地域とのつながりを。シェアキッチン「8K musashisakai」がオープン

Photo Ryokan Abe

「個人のつくりたいものやこだわりのものを提供する食のプラットフォーム」を通して、地域のコミュニティのハブとなる人たちを作り出すことを目的に生まれた、小平市にある学園坂タウンキッチン。その2号店である「8K musashisakai」に誕生しました。

持続可能なコミュニティづくりのためにキッチンシェアを軸に、食と地域をつなぐ場作りをしているタウンキッチン。学園坂タウンキッチンを通じた「食の小商いプロジェクト」では、自分が作ったものを食べてもらいたい人たちによる、一人ひとりが当事者を持ったシェアキッチンです。趣味が講じてベーグル作りに没頭しついにはお店を出すまでに至った方や、子どものアレルギーをきっかけに生まれた調理を提供する人など、みなさんそれぞれが自分ごととして取り組む人たちが活用しています。

Photo Ryokan Abe

同時に、シェアキッチンを使っている人たち同士がコミュニティとなり、どうシェアキッチンを円滑に運営していくかを考える会議を月一で行ったり、互いに試飲や試食、勉強会などを開いたりと、地域に寄り添った動きが生まれています。

タウンキッチンは、他にも、学芸大学と連携して地域コミュニティを目的とした「note cafe」を作ったり、創業支援施設「東小金井事業創造センターKO-TO」を運営し、地域とつながるためのトータルのサポートを行っています。

Photo Ryokan Abe

今回誕生した8K musashisakaiは、8人で使うシェアキッチンです。JR武蔵境駅から徒歩10分ほどで閑静な住宅街にある場所で、地域に開かれたキッチンを8人のメンバーで共有し、それぞれが自分のお店として使うことができます。

2階にアパート、隣に八百屋や魚屋などが立ち並ぶ野口ストアという商店の一角に8K musahisakaiはあります。調理に必要な素材がすぐ隣で購入できるのも、食の小商いをやりやすくしてくれる環境です。また、飲食店営業や菓子製造業の許可を取得できる施設や設備を整えており、店頭での販売やネット販売、イベント出店の拠点や製造場所として活用することができます。

特徴的なのは、道路に面した大きな窓越しに、お客さんと対話できる構造。地域に根ざし、地域とつながる場所としての建築設計になっています。

Photo Ryokan Abe

がっつりお店を出すほどではないけど、週1でお店を運営してみたい人や、将来の起業や店舗運営に向けた準備として使う人など、利用もさまざまです。けれども、そのどれもに共通するのは、食を通した団欒や地域との豊かな暮らしをデザインしようとする想いです。

食をきっかけに、地域とつながりながら自身に合った暮らし方、働き方を実現する場所としての8K musashisakaiになっていくことでしょう。

江口 晋太朗

Shintaro Eguchi

編集者/ジャーナリスト。TOKYObeta Ltd 代表、マチノコト理事、inVisible理事、日本独立作家同盟理事。著書 『日本のシビックエコノミー』『ICTことば辞典』『パブリックシフト』など。1984年福岡県出身

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