2015.2.10
土佐山では色々な面白い動きがありますね。これまでにもマチノコトでは、「土佐山アカデミー」や「土佐山ワークステイ」といった取り組みを紹介してきました。
土佐山アカデミーもその土地の資源をいかに活用していくか、といったことを大事にしているプロジェクトですが、新たに土佐山でスタートしたプロジェクトもその要素を含んでいます。
GIFTは、「地域住民の想いから生まれたホテル」オーベルジュ土佐山を拠点としたまちづくりプロジェクト。土佐山という地に『村びと』として参画することで、地域に拠点ができ、資源を活かした新たなプロジェクトをその土地の人たちと共につくっていくという活動です。
オーベルジュ土佐山は、土佐山の中川地区にあるホテル。中川をよくする会と当時の土佐山村、地元ホテルなどが共同で、学校に代わる地域の拠点施設と位置付けて、10年がかりで協議を進め、1998年に完成したスペース。客室数はわずか16室という小さなホテルではありながら、現在でも年間1万人近い宿泊客が全国から訪れているそう。
10年という歳月をかけ、地域の担い手たちが協議を重ねながら作った地域の拠点施設。そんな歴史を持つ場所から、「GIFT」の参加者たちは土佐山という地域にエントリーしていくことになります。
今月、2月20日(金)〜22日(日)に、「GIFT」のプロローグとなるツアーが開催されます。
このツアーでは、山間地域でのコミュニティ設計や新しい仕事づくり等に参画してきたゲストを招き、オーベルジュ土佐山に滞在しながら、「村びと」として地域住民と共に語り合う時間を体験するそうです。今回のツアーのコーディネーターであり、アートディレクター・デザイナーの岡田味佳さんは、
初回なので小規模で開催しますが、今後地域の新たな “村びと” として自分事のように、少しづつでも土佐山に関わってもらえるようなヒトたちに、参加してもらえたらと思っています。
とコメントされています。最近マチノコトでは「関係人口」のことに触れることが増えてきていますが、この言葉は「土佐山アカデミー」の創設者・林篤志さんから生まれたもの。関係してみたい地域を探しているという方、土佐山という地域が気になっていたという方は、ぜひこの機会に土佐山を訪れてみてはいかがでしょうか。ツアーの詳細はコチラから。
日 程: 2015年2月20日(金)〜22日(日)
場 所: オーベルジュ土佐山 http://www.orienthotel.jp/tosayama
参加費: 29,000円
定 員: 6名限定
申 込: コチラのフォームから
参加費に含まれているもの:
オーベルジュ土佐山ホテル棟宿泊料・夕食2回・朝食2回・温泉・地域イベント参加料。(今回は初回ツアーのため、オーベルジュ土佐山宿泊料金は、特別価格)
DAY1:
11:30 オーベルジュ土佐山 集合・オリエンテーション
午後 土佐山地域案内・オーベルジュ土佐山案内
夜 温泉・夕食(土佐山流転会席)
オーベルジュ土佐山 泊
DAY2:
午前 フィールドワーク
午後 土佐山村民の方々・ゲストのお話、ワークショップ、村びと会合
夜 おきゃく(懇親会)・温泉
オーベルジュ土佐山 泊
DAY3:
午前 地域イベント 『本物を食す会』、3日間の振り返り
15:00 解散
ゲスト:
河村和紀(かわむら・かずのり)
クリエイティブディレクター・木こり見習い
TV・CM の映像制作を経て、現在は NPOや社会起業家などのソーシャルフィールドを中心に映像で伝える可能性を探求する一方、「コミュニティ」をキーワードに様々なフィールドでプロジェクトを立ち上げる。一般社団法人ヤマイエヒトを起業し、都市と地方の「行き来」をテーマに新潟県十日町市にカフェ&ドミトリー「山ノ家」を立ち上げる。間伐による森の再生プロジェクト「きらめ樹プロジェクト」を進行。
飯石藍(いいし・あい)
コミュニケーションディレクター
大企業・中小企業・NPO 等業態にこだわらず、志あるプロジェクトの事業開発、つながりを生み出しコミュニテイが活性化するための仕組み作り、PR 等の企画・プロデュースに関わる。また団地再生に伴うコミュニティデザイン、賑わいの仕掛け作り、遊休不動産活用に関する仕組み作り等。
コーディネーター:
岡田味佳(おかだ・みか)
アートディレクター・デザイナー
『GIFT』をプロデュースし、ロンドンと東京に拠点を持つ』デザインチーム “FRUITMACHINE” の日本支部長。アートディレクション、グラフィック・空間デザイン等を手がける。アートやカルチャーから、食や農、国際人権 NGO まで幅広い範囲で活躍し、社会におけるデザインの在り方を追求している。特に近年では、デザインを通じた地方と都市をつなぐ持続可能性のある仕組みづくりにも取り組む。
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