マチノコト

2015.8.22

まちづくりに関わるエキスパートが集う!町田市の未来を考える2つの連続研究会が参加者を募集中

町田市マチノコト

8月末から、町田市にてマチの未来を考えるイベント「まちだニューパラダイム研究会」「Lab・未来創造in南町田」が町田市役所の主催で開催されます。

これまで、2030年に向けたまちづくりへの取り組みとして、2013年「町田市未来づくり研究所」を設立し、マチの実態を改めて調査してきた町田市。今年度からは実際にまちづくりへのアクションに踏み切ろうとしています。

まちづくりアクションの先駆けとなる学びの場

アクションの先駆けとなるのは2つの研究会「まちだニューパラダイム研究会」と「Lab・未来創造 in 南町田」です。

「まちだニューパラダイム研究会」は、公共施設・公共空間のあり方に焦点をあて、今後の公共空間のあり方を考える連続イベントです。各分野で活躍するゲストとワークショップに取り組み、様々な視点で多様な立場の人と公共空間のあり方を考えていき、最終回では東京R不動産の馬場正尊さんもゲストで登場。「Lab・未来創造 in 南町田」は、南町田駅周辺をフィールドに、まちづくりの事例や考え方について学ぶ公開研究会。講師の方の話題提供を踏まえて、最終回では研究会の知をまとめるワークショップを実施します。

研究会の背景と町田市の現状

こうしたイベントが開催されるとなると、「町田市のまちづくり、行政経営は大変なのか?」と背景が気になるところではあります。

ですが、町田市は、むしろ、行政経営改革について全国でもトップクラスの評価を受けてきた都市。2015年度の町田市施設方針によると、町田市にはいわゆるハコモノ建設による負の遺産があるわけでも、第三セクターの累積赤字があるわけでもありません。

その秘訣は、町田市の行財政運営のスタイルにあります。町田市は、神奈川や東京からそれぞれに人があつまるエリアで、市内には法政大学や桜美林大学などもあり、大学生と30代〜40代が多い地域です。そのため、働き盛りの若者たちがたくさんマチに住み、市は安定した税収入を得ていました。個人から税収入を財源の中心に、堅実に行財政運営を続けてきたのが町田市の行財政運営の特徴なのです。

しかし、現在、町田市の生産年齢人口は減少傾向にあり、高齢化が進んでいます。このままでは、これまで中心となっていた市民からの税収入が減少し、行政経営が難しくなってしまうことが予測されています。こうした状況の中、町田市は、これまでの行政サービスそのものをゼロベースで再検討を行い、未来を創造するための施策を再構築しはじめているのです。

さまざまな立場の方の視点を取り入れ、まちをつくっていく

今回の二つのイベントは、まちづくりのプロジェクトが具体的に動き出していく前に、まちづくりに関心のある人達に加え、様々なエキスパートの視点を取りいれてまちづくりを考えたいという願いから発足しました。

2030年に向けて、これからの若者がより地域の魅力に知った町田市のキーパーソンになってもらいたいという願いも込められているのだそう。町田市が主催となって企画しており、町田市以外に在勤在住の人も関わることができます。地域をこれまでにない切り口で考える研究会としていくのだそう。町田市に縁のある方、街の未来を考える研究会に関心のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

町田市の未来を考える連続研究会イベント詳細

(以下は、イベント主催者からの情報になります)

公共施設の未来をデザインしよう まちだニューパラダイム研究会参加者募集!

この研究会では、多彩な講師陣のレクチャーを受けて、新たな価値観(ニューパラダイム)に出会い学びながら、町田市のこれからの公共施設や公共空間のあり方を参加者で考えていきます。様々な想いを持った沢山の方の参加応募をお待ちしています!

第1回 2015年8月23日(日曜日)午前10時から午後0時30分
テーマ:『シードリング―まちの種(公共空間)を探そう<レクチャー編>―』
ファシリテーター:齊藤 正氏(建築家/齊藤正轂工房代表)

第2回 2015年9月5日(土曜日) 午前10時から午後0時30分
テーマ:『シードリング―まちの種(公共空間)を探そう<発表編>―』
ファシリテーター:齊藤 正氏(建築家/齊藤正轂工房代表)

第3回 2015年9月18日(金曜日) 午後7時から9時
テーマ:『みんなが行きたくなる地域の拠点を考えよう』
ファシリテーター:山田 小百合氏(NPO法人Collable代表)

第4回 2015年10月17日(土曜日) 午前10時から午後0時30分
テーマ:『データから様々な人の日常を可視化する!―中町をケーススタディに―』
ファシリテーター:今和泉 隆之氏 (空想地図作家/ライター)

第5回 2015年11月7日(土曜日) 午後1時30分から4時
テーマ:『特別講演・新しい公共空間のつくりかた』
ファシリテーター:馬場 正尊氏 (建築家/OpenA代表)

□応募要件
町田市に在住・在勤・在学の方はもちろん、町田市に関心やご縁のある方で原則5回出席頂ける方(※途中回からの参加を希望される方はご相談ください。)
□定員:30名程度
□詳細・応募方法
こちらのリンク先から、ご確認、お申し込みください。

Lab・未来創造 in 南町田

”Lab”とは、”Laboratory”の略です。「Lab・未来創造 in 南町田」は、南町田駅周辺を舞台に、まちづくりの事例や考え方について学ぶ公開研究会です。

全5回構成で、第1回~第4回は、様々な立場からまちづくりに関わるエキスパートと共に、魅力あるまちを考える勉強会を行い、最終回では成果発表ワークショップを行います。みなさまのご参加をお待ちしております。

第1回:8月22日(土)14:00〜16:00
「拠点を活用するマネジメント ~連想で見出す公共サービス~」
杉山芙沙子氏(パーム・インターナショナル・テニス・アカデミー校長)

第2回:9月19日(土)14:00〜16:00
「市民が集う場所ってどんなとこ? ~みんなで創る公共空間~」
花井裕一郎氏(演出家/長野県小布施町「まちとしょテラソ」初代館長)

第3回:10月18日(日)14:00〜16:00
「多様な人々の日常をイメージする! ~南町田を立体的に見る~」
今和泉隆行氏(空想地図作家/ライター)

第4回:11月8日(日)14:00〜16:00
「何をするにもお金がいる! ~官民連携におけるファイナンスとは~」
福島隆則氏(三井住友トラスト基礎研究所上席主任研究員)

第5回:11月15日(日)14:00〜16:30
山田小百合氏
(NPO法人Collable代表理事)

□定員:50名程度(※途中回からも参加可能ですので、都市政策課(℡042-724-4248)までご連絡ください。)
□会場:南町田駅周辺施設を予定(参加者に通知します)
□申込方法
電子メール、FAX、郵送でお送りいただくか、もしくは都市政策課窓口(市庁舎8階)へ直接ご持参ください。詳しい応募方法は、こちらのリンク先から、ご確認、お申し込みください。

herume

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