2014.2.12
定期的に渋谷のコワーキングスペース「co-ba」で開催されているイベント「THE FANCLUB」で、地域活性やまちへの取り組みを実施しているプレイヤーたちが集まるイベントが開催されました!
「THE FANCLUB」はグッドアクションと、ファンをつなげるプラットフォーム。様々なアクションを起こしているプレイヤーと出会うことができ、参加した人々は自分が好きな活動のファンになることができます。
各プレイヤーたちは、20秒×10枚のスライドを使って全部で200秒の持ち時間で活動の紹介をします。マチノコトもゲストとして参加し、多様なゲストの方々と一緒に活動を紹介させてもらいました。今回は、「THE FANCLUB」に参加した素敵な活動をされているゲストの方々をご紹介します!
秋田の若手農家がユニットを組んで様々な活動を行っている「トラ男」の武田昌大さんが、新たな活動のプレゼンを行いました。これまで若手農家のブランディングや、お米の定期販売サービスなどを行ってきたトラ男が、次にしかけるのは斬新なコンセプトの”シェアビレッジ”です。
「年貢」と呼んでいる3000円の会費を払えば”村人”になることができます。村民が増えれば、解体されてしまう古民家を守ることができる、というもの。自分たちの村にとって語る定期開催飲み会「寄合」や、村に遊びに行く「里帰」というイベントなど、様々な催しを用意する予定。
「新しい田舎を作っていきたい。古民家から「co-minka」へと、村が人々のライフスタイルを作っていきます!」とトラ男の武田さんは語っていました。
気仙沼にコワーキングスペース「co-ba kesennuma」を立ち上げようとしているのが、杉浦恵一さん。愛知出身の杉浦さんは、日本をヒッチハイクで周り、東北の震災後、1週間を経ずして現地に入り、今では気仙沼で起業している27歳。
津波の被害にあった建物を借り、セルフビルドを通じて気仙沼の人や、外部からの人が交流することができるコワーキングスペースを作ろうとしています。2月12日にCAMPFIREで資金調達のプロジェクトがスタートしています。完成は2014年の4月頃を予定。
「どこでも仕事ができる環境が整ってきたんだから、もっと利用したら?」、そう考えた岡野利明さんは、会社を退職して石川の能登にワーキングスペースを立ち上げようと活動しています。
住む場所と、仕事をする場所を近くへ、さらに自然のあるところで。そう考え能登の自然豊かな場所にスペースを作ろうとしています。神山町にあるスペース飛騨にあるスペース、調布にあるcocotiのような場所を、能登に作りたいと58歳という年齢でありながらチャレンジしています。
千葉県房総半島の内房にある金谷にある、シェアアトリエとシェアオフィススペースの「KANAYA BASE」。地元の地主の人々がまちづくりに取り組んでいたところに、金子愛さんたちは入っていき、10年近く使われていなかったスペースをリノベーションしました。
ニ拠点生活や田舎暮らしを体験することの入り口としてのスペースだったり、結婚式や音楽フェスなどのイベントスペースとして活用される場所となっています。暮らすことをイメージするきっかけづくりをするために、古民家をリノベしてゲストハウスを作ったりも。
田舎に住む上で一番気になるのはどういった人が住んでいるかということ。その不安を取り除くために、KANAYA BASEでは地元の人と一緒に映画を見るイベントを実施したり、一緒にお祭りに行ったり。地元の42人の生徒がいる金谷小学校の運動会に参加したりと、地域と交流するイベントも開催しています。
「鳥取にはいろいろなものがない」と語る古田琢也さん。「何もなければ作ればいいじゃない!」とスタートしたのがトリクミという活動です
田舎遊びを遊びの新定番にと考え、田舎エンターテイメントプロジ
ェクトと称して色々な活動をしています。そのうちのひとつのプロジェクトが、地産地消のカフェと、コミュニティスペースを併設したコミュニティハウスを作ろうというもの。
人口700人の町で、田舎カルチャーを体験するための場所を作ろうと色々準備中。もう少しすると、このコミュニティハウスを作るための資金をクラウドファンディングサイトReadyfor?で集めるそうです。
「伊豆諸島提携」調布活性化プロジェクト、「調布アイランド」。調布市で「コミュニティビジネス」という手法を用いて地域の問題解決や活性化に取り組む「調布アットホーム」のワーキンググループとして発足したそうです。
「調布アイランド」は、調布の価値を向上させ、調布を活性化する調布飛行場でつながる島々との物流をスタートにした交流プラン。新島で朝とれた魚を、飛行機で運び、その日の午前中にはお店に並び、新鮮な魚を内陸の調布で食べることができる。
そんな島の魚が調布で食べられる、というブランドを作っていきたいと、プレゼンした丸田孝明さんは語りました。
「地元のものを売って、地元に人を増やします。」をコンセプトに活動しているのが地元カンパニー。地元カンパニーは地元産品が選べるカタログギフトや、Uターン採用の支援といった事業をやっている会社です。
代表の児玉光史さんは、「ガツガツいきます!」と力強く語るパッションある人物。1年後には100地域、3年後には1700の地域で地元ギフトの創出をしていこうと活動しています。
人を求めている地元カンパニーの求人への応募や、パートナーへの応募、さらには出資もお願いします、と色々な協力の仕方がある地元カンパニー。地元のために何かしたいと考えている人はチェックしてみては。
地元のために何かしたい、そう考えている人がアクションできるようにするためのプラットフォームが、地域クラウドファンディングサイト「FAAVO」です。色々な地域を盛り上げるためのプロジェクトが掲載されるFAAVOでは、別の地域で暮らしながらも、出身の県のプロジェクトに対して、お金を出して支援することができます。
プロジェクトへの応援、プロジェクトの掲載をするプレイヤー、さらには各地域版のFAAVOを立ち上げてくれる人を探しているというFAAVO。自分の出身地域のために何かしたいと考えている人は、FAAVOをチェックしてみてはいかがでしょう?
多くのゲストと、地域に関心のある参加者の人たちが集まり、熱気に包まれたTHE FANCLUB。今年は地域に対する熱量の盛り上がりを感じます!マチノコトではこうした盛り上がりをしっかりお伝えしていけるよう、頑張ります!
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