2015.1.28
東日本国際大学の先崎彰容さんとともに思想的な視点や多様な視点をもとに、さまざまな分野のゲストと交えながら街や地域、都市について、街の未来について考えるマチノコト連続企画イベント。第一回目は、地域と個人の関係から、コミュニティのあり方について議論するイベントを開催いたします。
・第一回目の詳細こちら
マチノコト連続企画「地域と個人の関わり方のこれから〜〈郷土・地域〉とは何かを考える〜」2/2 開催 ゲスト:先崎彰容さん×荒昌史さん×山道拓人さん
全三回のイベントの第二回には、これからの「市民」と呼ばれるものに対して考えてみます。その地域に住んでいる人も、地域に対して貢献したり、実際に行政が行っているまちづくりの取り組みに参加できたりする動きがでてきつつあります。自分の街を自分たちで良くしていくこと、という本来あったはずの街のあり方を、いま改めてそのあり方を模索しようとする動きがあるのです。
政治家や行政の職員たちも、立場は違えど私たちと同じく、住んでいるまちを良くしたいと考えています。そうしたさまざま立場の人たちとコミュニケーションを行ったり、一緒にまちづくりに参加するための仕組みを一緒に考えてみたいと思います。ゲストには、情報社会学の研究から、地域と人のつながりを研究する地域SNS研究会を発足や国内のオープンデータコミュニティづくりから、行政などへの政策提言を行う国際大学GLOCOM主任研究員で一般社団法人オープンナレッジファウンデーションジャパン代表理事の庄司昌彦さん、テクノロジーで地域をより住みやすくをモットーに、東日本大震災などではITを通じたボランティア活動の組織づくりや、地域のITコミュニティづくりを行い、行政と技術者の橋渡しを行う、日本のシビックハッカーの1人である、Code for Japan 代表の関治之さんをお呼びしています。
全三回のトークイベントで、各回自由にご参加できます。第3回目は3月上旬を予定しています。
■日時
2月19日(木)19時スタート(開場、受付18時30分)〜22時終了予定
・ゲストプレゼン
・ゲストトークセッション
「行政と市民のあり方のこれからを考える」庄司昌彦さん×関治之さん×先崎彰容さん
・参加者との意見交換、ワークショップ
・懇親会(飲み物と、軽い軽食をご用意しております)
■開催場所
SHIBAURA HOUSE (東京都港区芝浦3-15-4)
JR 田町駅芝浦口より徒歩7分
■参加費:無料
■定員:60名
庄司昌彦(しょうじ・まさひこ)さん
国際大学GLOCOM主任研究員、一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン代表理事。 1976年東京生まれ。埼玉育ち。中央大学大学院総合政策研究科博士前期課程修了。修士(総合政策)。地域社会のガバナンスやマネジメントに関心を持ち、歴史的な知恵や世界のさまざまな事例に学びながら、情報社会学、地域情報化、電子行政、ソーシャルメディア、社会イノベーション等の調査研究に従事している。2006年より、地域の人のつながりを研究する「地域SNS研究会」を主宰。また近年は政府や地方自治体等の委員を務めるほか、国内のオープンデータコミュニティの育成や海外のコミュニティとの橋渡し、政策提言などを行っている。(写真撮影:松村隆史)
関 治之(せき・はるゆき)さん
Georepublic Japan CEO/Code for Japan 代表
位置情報系シビックハッカー。「テクノロジーで、地域をより住みやすく」をモットーに自身の会社、合同会社Georepublic Japan で位置情報系アプリケーション開発事業を行う他、会社の枠を超えて様々なコミュニティで積極的に活動する。
東日本震災時以降 sinsail.info や Hack for Japan といったITを通じたボランティア活動を行なってきたが、地域との長期的な関係構築をより組織的に行うことの必要性を感じ、2013年6月に Code for Japan を設立。Code for America と連携しながら運営を行っている。
先崎彰容(せんざき・あきなか)さん
1975年生まれ。東京大学文学部卒業。東北大学大学院博士課程単位取得終了。現在、福島県いわき市にある東日本国際大学教授。この間、塾講師、フランス留学などを経験。専門は近代日本の思想・文学史。この国の課題を、「あえて」長期的な視点から見なおし、考える思想史の魅力に取り憑かれている。著書に『ナショナリズムの復権』(ちくま新書)、『アフター・モダニティ―近代日本の思想と批評』(共著、北樹出版)。
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