マチノコト

2013.9.3

中国放送、デジタル放送のデータを活かして、高齢者向けの見守り支援を10月から試験運用を開始

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photo by yooperann on Flickr CC by-nc-nd/2.0

熱射病や食中毒、突然の体調の変化など、まだまだ暑さの厳しい今の時期は、高齢者の体調の変化には注意が必要です。在宅の高齢者に対しての支援を充実させることは、地域行政にとってもサービスの一環としてこれから求められてきます。

中国放送が地デジ放送を使って見守りサービスを試験運用

広島県は、2014年度から地上デジタル放送のデータ放送を活用し、在宅高齢者の見守り支援を中国放送と共同で実施します。データ放送の双方向性を活かした取り組みとして、高齢者がテレビ画面で「良い」「普通」「悪い」などの自身の健康状態に併せてボタンを押し、あらかじめ登録しておいた家族にメールが送られる仕組みです。食中毒や感染症の発生状況、健康や医療に関する情報等も放送を予定しています。

10月以降から、中国放送が県東部の高齢者モニター約100〜200世帯を対象にシステムの試験運用を実施し、操作性などのテストを行った後、2014年4月から県内への本格展開に移行予定。今後は、健康機器メーカーと連携し、脈拍や体重、体脂肪率などの健康状態を画面上で確認できるようにもするなど、様々な機能の充実も図っていくとのこと。

地上デジタル放送を在宅高齢者支援として活用する動きは全国初であり、健康や医療など、多くの人が関心の高い問題に対して、こうした取り組みがどのような結果となるか期待は大きく、デジタルの技術を使い、遠隔からでも安心して家族の体調や動向を見守ることができる仕組みは、今後ますます注目が浴びてくるかもしれません。

江口 晋太朗

Shintaro Eguchi

編集者/ジャーナリスト。TOKYObeta Ltd 代表、マチノコト理事、inVisible理事、日本独立作家同盟理事。著書 『日本のシビックエコノミー』『ICTことば辞典』『パブリックシフト』など。1984年福岡県出身

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