マチノコト

2014.11.20

行政がクラウドファンディングに本格参入!福井県鯖江市が「FAAVO さばえ」のエリアオーナーに

最近ちょっとクラウドファンディング関連の記事が多めですが、今回もクラウドファンディングのネタを紹介します。

地域クラウドファンディングの「FAAVO」に新しくエリアが増え、福井県鯖江市に「FAAVO さばえ」が誕生します。

「FAAVO さばえ」のエリアオーナーは鯖江市行政。鯖江市といえば、「データシティ鯖江」や「鯖江市役所JK課」など様々な取り組みで知られていますが、新たなチャレンジはクラウドファンディングの運営・活用になります。

国内初の行政のクラウドファンディング事業への参入

行政の本格的なクラウドファンディング事業への参入は、国内初だそうです。

鯖江市としては、行政という特徴を生かしながらクラウドファンディングを運営・活用することで、「眼鏡・繊維・漆器」という三大地場産業の発展や新技術・新商品開発の推進を行っていくとのこと。

市民のプロジェクトを市民が支援する手助け

鯖江市は、「市民主役のまちづくり」「学生連携」「ITによるまちづくり」を市政運営の柱としています。市民・企業および各種団体からの提案も多く、市民(団体)と行政の協働事業を積極的に推進してきました。先述した新技術や新商品開発の気運が高まる一方、市の予算の限界と、市民の資金調達面での苦労が大きな課題の一つとなっていたそうです。

その解決手段としてクラウドファンディングにスポットライトが当たり、今回の「FAAVO さばえ」の発表に至りました。

行政が足りない予算分をクラウドファンディングを活用して集めるというのは、これまで課題とされていたことを解決する良い動きです。事例がひとつできると、他のエリアでも導入が進むかもしれません。

junyamori

inquire Inc. CEO、NPO法人マチノコト理事。1987年2月生まれ、岐阜県美濃加茂市出身。『マチノコト』の編集を担当する他、一般社団法人HEAD研究会フロンティアTF副委員長、ローカルメディアネットワーク『IDENTITY』を運営中。『THE BRIDGE』『マチノコト』『soar』など複数のメディア運営にも携わる。

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