2013.10.25
毎年、公益財団法人日本デザイン振興会が主催している「グッドデザイン賞」は、総合的なデザインの推奨制度です。毎年いろいろなモノやコトが受賞しており、受賞の対象となる幅も広がっています。
家電やクルマなどの工業製品から、住宅や建築物、各種のサービスやソフトウェア、パブリックリレーションや地域づくりなど、コミュニケーション、ビジネスモデルや研究開発など、有形無形を問わず、人の手によって生み出されるあらゆるモノやコトを対象とした賞。
現在、今年度の受賞作品が発表され、11月7日にはグッドデザイン大賞が発表されます。
まちづくりにおいてもグッドデザインを受賞したプロジェクトがあり、千葉県柏市・柏の葉キャンパスエリアで4つのプロジェクトが受賞しました。
柏の葉キャンパスエリアでは、コミュニティやライフスタイルのデザインを通じた新たな価値創造に力を入れており、これまでにもいくつかのプロジェクトでグッドデザイン賞を受賞してきました。今年度受賞したプロジェクトは以下の通り。
公・民・学がそれぞれの役割を生かしながら社会課題に対応するまちづくりを企画・推進
地域レベルで省エネ・創エネ・蓄エネの運用を最適化させるエネルギー管理・制御システム
快適な省エネを実現するとともに、街とつながりコミュニティ活動の活性化も促すシステム
約1万㎡に及ぶ広大な中庭を地域交流拠点として設置した大規模集合住宅
その街の関係者が力を合わせて街の課題に取り組むプロジェクト、地域と各家でのエネルギー管理システム、そして地域の交流を促し、集合住宅の新たな形に挑戦するプロジェクトの4つ。どのプロジェクトも、未来の街のあり方を考える際に重要な領域だと思います。
これまでも柏では、
などのプロジェクトがグッドデザイン賞を受賞してきています。
各プロジェクト自体が参考になることはもちろんですが、こうしたプロジェクトが継続的に生まれ、実施される土壌があることが素晴らしいことだと思います。街を良くするための取り組みを続けていく、こうした街のあり方は多くの都市にとって参考になるのではないでしょうか。
みなさんの街のグッドデザイン事例があれば、ぜひ教えてください!
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