2014.2.14
伊賀市阿保(あお)に存在していた旧料理旅館「満栄亭(まえてい)」が改修され、そこに子どもたちの遊び場である「陽だまり文庫」が入って、新たな交流の場となったことを中日新聞が報じました。
陽だまり文庫は、伊賀市桐ケ丘の上山ひとみさんが2007年に、倉庫に開設したのがはじまり。古書店から絵本や漫画を譲り受けて、子どもたちが集まる場を提供していたそうです。
2009年からは旧街道沿いの元理容店に移り、地元の青山小学校の放課後児童クラブとしても活動し、80人の親子が利用しているスペースだったんだとか。ただ、このスペースはトイレや水道が使えず、不便だったそうです。
この問題を解決するために、そこから約10m離れた旧料理旅館を活用し、総務省の地域活性化のモデル事業で200万円の補助を受けて改修しました。
上山さんが中日新聞に語ったところによると、二階の和室は地域の人たちの集まりに使ってもらおうと考えているそう。このあたりの物件の再利用の仕方は虎ノ門にあるリトルトーキョーに似ているかもしれません。
昔から残っている場所を改修し、地域の住人たちの交流の場にする、他にも同様の取り組みが全国各地でできそうですね。
コメント