マチノコト

2015.5.7

福岡市内でありながら目の前に海が広がるオフィス。都市と自然の良さを享受するシェアスペース「SALT」が登場

2015年4月、福岡市の西端・今宿にシェアオフィス「SALT」が生まれました。

目の前には博多湾と能古島を望むことの出来るという絶景を誇ります。去る4月18日にはこの新たなシェアプレイスのオープニングパーティーが開かれました。

「SALT」を運営する須賀大介さん(Smart Design Association福岡移住計画)によると、

「波の音を聞きながらリラックスし、自然と共生しながらビジネス的にも継続して成功できる。そんな都市と自然の両方の良さを享受できる、福岡ならではの新しい働き方を提案していく場所にしていきたいと考えています。」

とのこと。九州大学の糸島キャンパスにも近いという地の利も活かし、起業・技術に興味のある学生との連携・インターン・講座など、人材育成にも積極的に挑戦し、「東京に出て行くのではなく、福岡から発信していこう」という学生を育てていけるような場所にもしていきたいと考えているそうです。

スペースの名前にもなっている「SALT」つまり「塩」は、「海水を煮詰めることで、塩はまるでダイヤのような結晶をつくります。海を目の間にするシェアオフィスの入居者同士が、熱を帯びることで結晶を生み出す」(須賀さん)という思いが込められています。

福岡移住をスタートする拠点としても、福岡市内第二の拠点としても

「SALT」の利用プランは全16席の固定席(初期事務手数料 10,000円/月額 25,000円)と、20名のフリーアドレス(初期事務手数料 8,000円/月額 10,000円)の2パターンが用意されています。

オープンしたばかりでありながら、すでに運営元でもあるSmart Design AssociationumeebeSpurの3社が入居しています。

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またオープニングパーティーでは、福岡のITコミュニティに精通したキーマンもゲストとして登場しこの場への期待を寄せています。

福岡市への企業誘致を担う福岡市 経済観光文化局・山下龍二郎さんはオープニングパーティーで、

「IT系の拠点はこれまでは天神や博多など、中心部に集中していました。そんな中で、福岡市の本当に”西の端”という場所に拠点が生まれ、かつ中心部にある拠点を移植しただけでない、このエリアならではの良さを活かした拠点が出来たのは面白いですよね。」

とのコメント。福岡のITコミュニティで定期的にイベントを主宰する、特定非営利活動法人AIP 事務局長・村上純志さんは、

「福岡のIT界隈の盛り上がりは近年盛んで、最近は(デジタル+メトロポリスで)デジトロポリスと言わせてもらっています。これからも、いろんな拠点が出来れば良いなと思っています。そして、それらの点が線になって、繋がり、また相乗効果が生まれ(福岡が)盛り上がっていけたらいいですよね。」

とコメントし、福岡の面白い物件・面白い街に精通した福岡R不動産・坂田賢治さんは、

「(中心部の)天神から30分くらいで、泳いで良いくらいの綺麗な海が目の前にある。今宿は自然と都市の距離が一番絶妙な場所だと思います。」

と語り、それぞれこの場所への期待を語っていました。

筆者もこのオープニングパーティーの司会として現地に行っていましたが、まさに写真の通りの環境。市の中心部からも電車で一本というアクセスの良さでありながらも、自然豊かな環境を享受することが出来る、この場所だからこそ成り立つシェアオフィスではないでしょうか。

福岡に移住して最初の拠点を持ちたい方も、福岡市内でも平日は市街地で働いていて第二の拠点を持ちたい方にとっても、注目の場所です。

シェアオフィス「SALT」

http://www.salt.today/

IchikiTakato

市來 孝人/Web編集者・ライター・DJ。「ラジオを通して街を盛り上げる」取り組みをしたいと考え、かねてから興味のあった街・福岡で「福岡移住計画ラジオ」(天神のラジオ局「COMI×TEN」にて)を企画、DJとして出演(〜2015年9月)。その後は各Webメディアに舞台を移し、福岡に関わる「人」を取材。 福岡でのラジオや取材などをきっかけに、"街"に密着した取り組みへの関心を強める。 @takato_ichiki

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