2013.11.7
東京の若手社会人で構成されるNPO法人plusus。彼らは「地域特性を活かしたコミュニティーの再構築」を目的として、複数の地域においてまちづくりに関する取組みを行っているNPOです。
そんな彼らが地域コミュニティと、商店街再生をテーマに実施しているプロジェクトがあります。福岡県久留米市では、若者達が商店街の空き店舗を活用してルームシェアをスタートし、茨城県水戸市では空き店舗が若者の交流の場となるなど、人が訪れなくなっていることが問題視される地域の商店街において、若者が集まる場所ができるようになっています。
福岡県久留米市の商店街では、空き店舗をリノベーションした若者のシェアハウスプロジェクト「商店街シェアハウス」が実施されています。このプロジェクトはすでに第1期を終え、先月の中旬に第2期スタートを記念してオープニングセレモニーが開催されました。
彼らは、商店街の新たな活用方法とライフスタイルを提案しています。2010年に福岡県久留米市で開始した商店街シェアハウス「よかろうもんハウス」では、3人の学生デザイナーが商店街に住み、学生デザイン事務所を設立しました。
久留米市には、多くの学生が暮らしているにもかかわらず、街を関わる機会が少ないことを課題としていました。これは久留米市に限ったことではないかもしれませんね。
そこで彼らは先述の「よかろうもんハウス」という、空き店舗をリノベしたシェアハウスに学生が暮らすことで、「商店街に住む」ことで街との関わりを作るという手法を取り入れました。現在、商店街シェアハウスに住みながらデザイン事務所を立ち上げた学生たちは、デザインの仕事を通じて街づくりに参加しているそうです。
空き店舗となってしまっている場所をリノベーションすることで再度活用し、さらにそこをシェアスペースにすることで人々が集まる場所にする、この取組は全国で活かすことができそうです。
空き店舗を抱えている商店街の方々は、plususに相談してみてはいかがでしょうか。
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