マチノコト

2015.7.16

全国の水辺をみんなできれいに!10万人の参加を目指す「海の日ごみゼロアクション2015」のキックオフイベントを開催 #umizero

海ゼロ

「マチノコト」は、NPO法人グリーンバードと連携して、7月20日の「海の日」を皮切りにこの夏に参加型クリーンキャンペーンの「海の日ごみゼロプロジェクト2015」を実施します。

「海の日ごみゼロプロジェクト2015」は、日本財団とグリーンバードが共同で開催する全国規模のゴミ拾いアクション。

「海の日」を来週に控えた、7月15日に「海の日ごみゼロアクション2015」キックオフイベントが神田にあるシェアプレイスthe Cで開催しました。

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当日は、キャンペーン専用ビブスを来たスタッフがお出迎え

キックオフイベントには日本財団ソーシャルイノベーション本部海洋チーム上席リーダーの荻上健太郎さん、NPO法人グリーンバード代表の横尾俊成、NPO法人スタンバイ理事の江口晋太朗、ピリカ代表の小嶌不二夫さんが登壇しました。

キックオフイベントには、グリーンバード赤坂チームで日々活動しているTBSの秋沢 淳子アナウンサーの司会でスタートしました。

TBSの秋沢 淳子アナウンサー

TBSの秋沢 淳子アナウンサー

まずは、日本財団ソーシャルイノベーション本部海洋チーム上席リーダーの荻上健太郎さんから、今回のキャンペーンの母体である「海でつながるプロジェクト」の概要説明が行われました。

日本財団ソーシャルイノベーション本部海洋チーム上席リーダーの荻上健太郎さん

日本財団ソーシャルイノベーション本部海洋チーム上席リーダーの荻上健太郎さん

荻上さん「実は、祝日である「海の日」は今年で20回目を迎え、ちょうど成人を迎える年になります。日本財団は元々、日本船舶振興会として活動が始まった、海とゆかりが深い組織です。海とかかわる財団として、この記念すべき年に何かやらなくてはいけないことがあるのでは、そう考えたことが「海でつながるプロジェクト」の発足のきっかけのひとつです。

実は、世界で国民の祝日として海の日をもっているのは日本だけ。海に囲まえた自然豊かな国として、改めて大人たちが海と向き合う機会とするだけではなく、次世代を担う子どもたちに海に関心を持つきっかけを提供しようという思いを込めています。大人も子どもも、改めて海について考えたり、好奇心を持つきっかけを提供していくための、さまざまな活動を展開してまいります。その活動の一つとして、グリーンバードさんと一緒にごみ拾いキャンペーンを行うこととなりました」

続いて、全国の海辺のゴミ拾い活動を実施するグリーンバード代表であり、「マチノコト」を運営するNPO法人スタンバイの代表理事でもある横尾俊成から、「海でつながるプロジェクト」の中で、特に海辺のゴミ拾いに関する活動「海の日ゴミゼロアクション2015」について発表していただきました。

グリーンバード代表の横尾俊成

グリーンバード代表の横尾俊成

横尾「グリーンバードは2002年から活動を開始したゴミ拾いのNPOです。現在、世界の各都市に66チーム存在しており、全国でゴミ拾いだけではなくまちづくりのサポートも行っています。今回、「海の日ゴミゼロアクション2015」では、海岸・河川の清掃活動を行い、10万人の参加を目指します。

グリーンバードでは、一度でもゴミ拾いを経験した人はその後、ポイ捨てをしなくなると考えています。そのため、普段の活動でも、とにかく一人でも多くの人にゴミ拾いに参加してもらっています。今回、10万人の人に参加することができれば、ポイ捨てしなくなる人をぐっと増やすことができると考えています。

「海の日ゴミゼロアクション2015」への参加の方法は、「チームで参加する」と「個人で参加する」の2つです。グリーンバードや協力団体と一緒にゴミ拾いに参加するだけではなく、チャリティーアンバサダーでもあるアソビシステムがデザインしたゴミ袋を持って、またはゴミ拾いアプリ「PIRIKA」を利用して、個人でもゴミ拾い活動に参加することができます」

合わせて、グリーンバードとコラボレーションしてくれる団体も募集していると横尾はコメント。(問い合わせはマチノコト事務局、もしくはグリーンバード事務局にお問い合わせください)

続いて、「マチノコト」を運営するNPO法人スタンバイ理事の江口晋太朗から特設のキャンペーンサイトと「PIRIKA」との連携について説明。

NPO法人スタンバイ理事の江口晋太朗

NPO法人スタンバイ理事の江口晋太朗

江口「「マチノコト」は、マチに参加する人を増やすことを目指して、個人個人が自分たちが住んだり働いたり暮らしたりしているマチに愛着をもち、さまざまな形でマチに参加するための方法を、メディアを通じて紹介しています。情報発信だけでなく、ワークショップやイベント、また今回のようなキャンペーン活動などを通じ、マチに参加する人を増やすための取り組みを行っています。

今回、グリーンバードさんと連携する形で、「海の日ごみゼロアクション2015」により多くの人が参加するために特設サイトをオープンしました。特設サイトでは、グリーンバードの活動をさらに後押しするために「PIRIKA」と協力し、PIRIKAを通じて投稿されたゴミを特設サイト上のマップに投稿し、全国のゴミ拾い活動の可視化を行っていきます。

今回の特設サイトでゴミ拾いの状況を可視化してくれるアプリ「PIRIKA」を開発しているピリカ代表の小嶌不二夫さんから、アプリの説明も。

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小嶌さん「ピリカは、京都の研究室で生まれたベンチャーで、ゴミを拾って写真を撮影して投稿するアプリです。ごみ拾いを可視化し、世界からゴミ問題を無くすことを目的に、企業や行政らと連携したりしながら活動を行っています。今回のキャンペーンでは、マチノコトさんからご相談いただきご一緒させていただくこととなりました。特設サイトでは、日本中の海や川など河川の近くでゴミを拾うと、その様子が地図上にマッピングされ、さらに拾ったゴミの量などがサイト上にカウントされるようになっています。それによって、全国で活動しているごみ拾いの様子がわかるようになる仕組みになっています。ぜひみなさんもPIRIKAでごみ拾いに参加してみてください」

江口「あわせて、「マチノコト」ではキャンペーンと連動する形で、マチノコト上でゴミ問題の事例や水辺のまちづくり事例をリサーチし、記事として発信していきます。これによって、ごみ拾いや水辺に興味をもった人たちが他の取り組みを知る切っかけになったらと考えています。また、この特設サイトは年間通じてオープンな状態になっていますので、この夏だけに限らず継続して水辺の清掃活動に関してメッセージを発信していけたら。」

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今回のキャンペーンのためにデザインされたポスターを持ち、フォトセッション。 左から、荻上さん、江口、横尾、小嶌さん

「海の日ごみゼロアクション2015」はキックオフイベントを終えて、早速特設サイト上で全国の水辺におけるゴミ拾い活動の可視化を開始しました。

ぜひみなさんも、この夏は水辺でのゴミ拾いに参加しませんか?

うみゼロ – 海の日ごみゼロプロジェクト2015

(Photo by 加藤甫)

junyamori

inquire Inc. CEO、NPO法人マチノコト理事。1987年2月生まれ、岐阜県美濃加茂市出身。『マチノコト』の編集を担当する他、一般社団法人HEAD研究会フロンティアTF副委員長、ローカルメディアネットワーク『IDENTITY』を運営中。『THE BRIDGE』『マチノコト』『soar』など複数のメディア運営にも携わる。

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