2015.7.23
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今回のキャンペーンは、ゴミ拾いというアクションをきっかけに、自分のマチについて知り、行動する人を増やしながら、自分のマチのことを好きになる人を増やすのが目的です。そこで、ゴミという問題からまた違った角度からマチに参加する場を提供するために、ごみを拾いだけではない、スピンアウト企画のワークショップをマチノコトは用意させていただきました。
今回実施するワークショップは、以前にマチノコトでも何度か紹介した、全国各地のゴミ分別をビジュアライズ化するオープンソースツールの5374.jpをもとに、自分のマチの5374.jpをつくるワークショップです。
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5374.jpは、地域のごみ収集の曜日や分別の一覧をビジュアライズし、いつ、何を捨てたらいいのかをひと目で一覧できるオープンソースのサービスで、各地の市役所や区役所のゴミ分別のデータをもとに、誰でもプログラミングを組んで作成することができるサービスです。
そんな5374.jpは、すでに全国で100ヵ所以上で作られていますが、その多くがその地域に住んでいる人が自発的に開発しているもの。しかし、まだまだ全国の一部の市町村でしか5374.jpが使われていません。(5374.jp公式サイトから、利用できる地域を調べることができます)
そこで、ワークショップ形式を通じて、自分のマチの5374.jpを作るきっかけとして、今回企画させていただきました。もちろん、プログラミングができない人でも、ワークショップを通じて作れるようになるので、いいプログラミングを練習するいいきっかけになるかもしれません。
ワークショップでは、今回のごみゼロキャンペーンの趣旨説明や、5374.jpのように市民の手で地域の課題解決に取り組むシビックテックという考えについて知り、その後、各チームに分かれてそれぞれの地域や、作りたい地域の5374.jpを作成。
プログラム初心者や、ITに詳しくない人でも誰でも簡単に作れる手引や講習を通じ、ごみ拾いや家庭の分別を理解し、マチに参加する人のアクションを促す企画となっていますので、興味があったけど、どうやって作っていいか分からないと考えていた人や、なんとなくやってみたい、と思う人も大歓迎です。
ゲストでワークショップ講師には、5374.jpを開発・運営しているCode for Kanazawa代表の福島健一郎さんをお呼びし、5374.jpの説明や実際にどう作られたか、などをお話いただき、その後グループに分かれて作業に入ります。
作業には、サポートとして5374.jpを作ったことがある開発者やデザイナーなども参加して優しく教えてくれますので、誰でも半日ほどでマチの5374.jpがつくれるようになります。日曜の休日を利用して、ぜひ夏の自由研究の一環で自分のマチの5374.jpをつくってみませんか。みなさん、ぜひご参加ください。
また、開催日である8月9日は(ハック)の日ということで、全国各地でハッカソンやプログラミングに関連したイベントも全国で開催されるとのこと。Code for Kanazawa含め、Code for Japanなどのシビックテックコミュニティなど、ITやテクノロジーを活用した市民参加を促す取り組みやまちづくり支援の団体らが連携してイベントなどを開催するそうで、今回の5374.jpも、そうした全国のイベントとつなぎながら、各地の団体らと意見交換なども行う予定です。
■日時:8月9日(日)13時〜18時(12時半開場、受付開始)
12時半:開場、受付開始
13時〜:はじめの挨拶、アイスブレイク 10分
13時10分〜:5374.jpについての説明 30分
休憩
14時〜「自分のマチの5374.jpをつくろう」ワークショップ 150分
*ワークショップのコーチには、Code for Kanazawa メンバーなどが数名、各グループのワークショップのサポートに入ります。
16時半〜:グループ発表など 20分
16時50分〜:締めの挨拶 10分
17時〜18時頃:交流会 60分
■開催場所:SHIBAURA HOUSE(東京都港区芝浦3−15−4)
■定員:30名程度(3名1グループでワークを実施予定です)
■参加費:1000円(備品、茶菓子代、懇親会費含)
■持参してもらいたいもの:自前のPC、筆記用具など(必須)
【ゲストプロフィール】
福島健一郎(ふくしま・けんいちろう)さん
一般社団法人コード・フォー・カナザワ 代表理事。 アイパブリッシング株式会社 代表取締役。 地域の課題解決をITの力で解決するシビックテックをもとに、2013年5月にCode for Kanazawaを仲間とともに設立。日本で初めてのCode for コミュニティとなった。 Code for Kanazawaが開発した5374.jpは全国のコミュニティの手で2015年6月末現在で75都市以上に広がり、国産初のシビックテックアプリと言われている。 現在は、シビックテックを国内に広げるための活動にも力を入れているほか、シビックテックを実現するための基盤となるオープンデータやオープンガバメントについても精力的に活動を行っている。
Code for Kanazawa
“コードで世界をHappyに!”というミッションのもと、地域課題をITとデザインで解決していこうというシビックテックコミュニティ。日本で初めてのCode for コミュニティとなった。 メンバーは60名以上でエンジニア・デザイナーから主婦、学生、行政職員まで幅広く参加し、メンバーの多様性を大事にしている。また、常に中立・公正の立場で活動できるよう心がけている。 最初に開発したプロダクトである”5374(ゴミナシ).jp”は、全国の都市に広がり、現在も子育て、防災など様々な分野の課題解決に取り組んでいる。
イベント主催:NPO法人スタンバイ、マチノコト
協力:グリーンバード、Code for Kanazawa
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