2013.8.29
パナソニック株式会社は、東京圏、関西圏に居住する1040名を対象に「防災意識に関する調査」を2013年7月に実施したそうです。
アンケートに回答した方のうち、「大震災がまた近いうちに必ず起こる」と回答した人が半数近い45.8%にのぼりました。その一方で、東日本大震災後の防災意識については、50.2%の人が「大震災直後は意識が高まったが、徐々に薄れている」と回答。「震災をきっかけに防災意識が高まり現在も持続」している人はわずか17.4%にとどまったそうです。
また、「災害への備えは不十分」(32.8%)と回答した人々、「どちらかというと備えは不十分」(39.9%)と回答した人々を合わせると、7割以上の人が災害への備えが不十分と感じていることに。この傾向には東西で差があり、関西の方が10ポイント近くと東京圏を上回っていたそうです。
薄々感じてはいたことですが、今回のアンケート結果によって、大震災から2年半が経過して、大震災の再来を感じながらも、人々の防災に対する意識が後退している現状が数字の上でも明らかになりました。
また、防災用品に対する考え方としては、「日常生活でも使える防災用品なら準備してもよい」(45.9%)、「防災用品だけで準備するのはもったいない」(5.4%)と、半数の人が日常使いできる防災用品を求めているということもアンケートからわかったそうです。
今回のアンケート結果から、改めて災害に対する備えを意識することも大切です。ですが、意識を大きく傾けて防災のために特別に準備するのではなく、生活の中に防災に役立つアイテムを紛れさせていったり、いざ災害が起きたときの共助のコミュニティを作っていくことなども大切なこと。
9月1日の「防災の日」に合わせて、改めて意識したいですね。
パナソニックの防災意識調査データ詳細はこちらからご覧ください。
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