2013.12.19
公衆無線Wi-Fiの整備は、住民や観光客向けにICTを活用したサービスを提供する「全島Wi-Fi事業」としてスタート。95%以上の世帯をカバーしているという。また、2014年4月からは、電気自動車の自動車走行の実証事業も開始するとのこと。島という地域の特性を活かし、ICT関連の企業の誘致や観光振興としてつなげることを目的にしています。実証事業は、日本電気と自動車部品メーカーのデンソーが行う。
公衆無線Wi-Fiの事例は過去にもいくつかあり、福岡も市内に公衆無線LANサービス「Fukuoka City Wi-Fi」を提供していますが、こうした全島をまたがるWi-Fiの設置や、島を実証現場とした電気自動車の事例は全国初だそうです。
また、災害対策として一斉メール配信システムや、安否確認システムの導入も検討するなど、ICTの普及と活用を目指しています。島中のスムーズな移動を可能にするために、電気自動車がどのように活きていくのかが期待できるとともに、Wi-Fiの普及などのICTの活用により、例えば家庭における太陽光発電を通じた電力の自給自足を可能にしたり、エネルギー管理システムのHEMSの導入をしたりと、様々な方法が考えられます。
安心安全に暮らす生活を送るための活動として、久米島の実証事業が全国の地域への成果としての足がかりになるのではと期待しています。
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久米島が全域WiFi化 全国初、19日から開始 – 琉球新報 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-216603-storytopic-4.html
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