マチノコト

2013.9.13

100年先の風景を残すために。自然豊かな地域に移住者を呼びこむ「徳島・美郷移住支援プロジェクト」が開始

過疎化が進むだけでなく、少子高齢化をどうしていくかがこれからの社会では考えなければいけない課題の一つです。誰もが豊かに幸せに暮らすために、どこに住み、どのように暮らしていくかが大事になってきます。

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徳島県のほぼ中央に位置している吉野川市美郷。かつて、美郷村として全国でも初めて梅酒特区に認定された梅の里としても有名であり、何万匹とも言われるホタルが川に生息していることでも知られています。1970年には「ホタルおよびその生息地」として国の天然記念物に指定されています。「美郷ほたる館」では、そうしたホタルに関しての展示や、自然環境を守るために特定非営利活動法人美郷宝さがし探検隊と共に活動しています。

そうした自然豊かな美郷の人口が、60年前には5000人以上が暮らす地域だったのが現在では1000人程度となり、その半数が高齢者となっています。美郷唯一の小学校も全校生徒が29名と、過疎化が進んでいます。そんな美郷に居住者を呼び込もうと、「美郷移住支援プロジェクト」が9月から開始されました。

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特定非営利活動法人 payday loans direct lender 美郷宝さがし探検隊が取り組んでいる「美郷移住支援プロジェクト」では、三郷を生活の拠点として働き、暮らす居住者を地域全体で応援し、地域のコミュニティを自分たちで作っていこうと取り組もうとしている活動です。

プロジェクトは、移住者に対して遊休資源(空家・空き事務所・バンガロー等)を使用した移住拠点の提供や地元事業者による100万円分の移住拠点の改築、居住空家の紹介など、移住者へのケアをサポートし、美郷地区に住む移住支援員によるサポートや美郷地区の事業者と連携した特産品開発のサポートなどを行ない、移住者と共に地域を盛り上げていくための企画を計画しています。9月末までに移住希望の応募を受け付け、その後10月にヒアリングや面談を実施。11月からは、移住者が暮らすための居住空家の改修などを行うそうです。

サイト上では、これまで美郷に移住してきた人たちのコメントや、美郷の魅力を発信し、少しでも多くの移住者を呼び込もうと取り組んでいます。行政に頼るだけでなく、自分たちで地域の問題と向き合い、解決を図ろうと地域全体の人たちが一丸となって働きかけています。

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”100年先にも残したい風景は10年後に残っているだろうか”

このフレーズは、美郷だけに限らず全国の様々な地域に入れる問題ではないでしょうか。100年後の次の世代に残すためにも、今何をすべきかが問われています。徳島は、IT企業を誘致して地域を盛り上げようとしている神山町が美郷のお隣にあるなど、徳島県全体としても様々な活動が行なわれています。島根県海士町でも、巡りの環などのように海士町の魅力を発信し、地元への誘致を行う活動をしています。

インターネットの発達によって、遠隔でも仕事のやりとりもできる時代になってきたからこそ、改めて、自分自身がどのようなライフスタイルを送り、どこにどのように暮らすのかを考えることが必要かもしれません。都心に住むこと、自身の実家や田舎、三郷などのような自然の中で暮らすことなど、様々な多様な生き方ができる中で、自身を見つめなおし豊かな暮らしを送るための方法を模索していくことが求められてきているのではないでしょうか。

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【関連サイト】
美郷移住支援プロジェクト

江口 晋太朗

Shintaro Eguchi

編集者/ジャーナリスト。TOKYObeta Ltd 代表、マチノコト理事、inVisible理事、日本独立作家同盟理事。著書 『日本のシビックエコノミー』『ICTことば辞典』『パブリックシフト』など。1984年福岡県出身

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