2015.5.8
地域や社会課題の解決のために「コーディネーター」という職種が求められるようになっていることをマチノコトの記事でお伝えしました。
こうした流れに呼応するように、宮崎県日南市でも城下町の空き家を再生させる「まちなみ再生コーディネーター」の募集がスタートしています。
宮崎県の日南市といえば、飫肥杉(おびすぎ)の林業で栄えた街。マチノコトでは、日南の行政・民間・NPOが協力してクラウドファンディングで資金を集めた工芸品「obisugi design」を過去に紹介しています。
地域において単一セクターで可能なことはそれほど多くありません。どうしても別のセクターと連携して動くことが求められます。日南市ではすでに行政、民間、NPOが連携して動いている実績があり、コーディネーターが求められやすい環境があったのかもしれません。
今回、日南市がコーディネーターを募集して取り組むのは、城下町であり、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている「飫肥(おび)」地区に増える空き家の有効活用。3軒に1軒は空き家になっている言われるほど空き家が増加している地区で、この資産を現代にあった形で利活用ができる人を募集しています。
城下町における空き家の利活用については全国の他の城下町でも取り組みが進められています。城下町の空き家再生は、各地で共通している課題に取り組む仕事です。
日南市は2013年4月に行われた市長選挙で、当時33歳だった崎田恭平さんが当選しています。地域の改革を掲げた若いリーダーが当選する。これから変わっていこうとする地域において、まちなみの再生に取り組んでみたいと考えている方は、こちらの求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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