マチノコト

2015.12.9

楽しく街の魅力を掘り起こそう!「まちのトレジャーハンティング」が12月12日~13日に宮城県仙台市で開催

普段、何気なく生活しているだけでは気づかないけれど、街には魅力的な側面が数多く隠れてます。地域にある、けれども気づかれにくくなっている「個性」や「魅力」を改めて掘り起こし、価値となるものを見出すことができれば、街はさらに魅力的な場所になっていくのではないでしょうか。

12月12日(土)・13日(日)に、まちの宝物とも言える隠れた魅力を見つけるフィールドワークイベント「まちのトレジャーハンティング@せんだい」が、宮城県仙台市にある仙台市立立町小学校で開催されます。

産学官の垣根を越えた一大プロジェクト「せんだいリノベーションまちづくり」

この企画は、首都圏をはじめとする大都市への人口流出をせき止める役割を果たす「ダム機能」の低下に悩まされている仙台市を活性化しようと立ち上がった「せんだいリノベーションまちづくり」によって作られています。

せんだいリノベーションまちづくりは、空き地や空き店舗など遊休不動産の活用を通し、課題解決のための事業を生み出していくことを目的に2015年7月から活動を開始。一人ではなく、まちづくりに興味がある人が集まりチームになることでエリア全体の活性化や街の新しい価値創造につながっていきます。

仙台市と、リノベーションスクールを全国各地で展開する株式会社リノベリング、建築プロデユースを行う株式会社アフタヌーンソサエティ、東北工業大学、東北芸術工科大学が共同で開催。産学官の垣根を超えて多様なアイディアを発信しています。

2015年7月からは起業家やクリエイターなどのまちづくり実践者によるトークイベント「リノベーション・カフェトーク」が、同年9月からは有識者による公開ディスカッション「まちづくり検討委員会」が開催されています。

これまでに開催されたイベントでは、公共空間利活用や女性起業とまちづくりなど「地域」、「リノベーション」を軸に幅広いテーマで議論が交わされており、毎回のように盛況となっているそうです。

「トレジャーハンター」と共に仙台の魅力を発掘!

今回開催される、まちのトレジャーハンティング@せんだいは、今までの活動の総括も兼ねた市民参加型イベントです。

参加者は、12月12日(土)~13日(日)の2日間、実際に街を歩き仙台の現状を見つめながら、「お宝」=「仙台にある都市資源の魅力」を掘り起こしていくワークショップに取り組みます。

メゾン青木代表の青木純さんやgreenz.jp副編集長の小野裕之さんなどリノベーション建築やメディアをはじめとしたまちづくりのフロントランナー5名が「トレジャーハンター」に扮して、宝さがしをサポート。参加者はトレジャーハンター達と共に、街のお宝をどのように活用できるかを考えていきます。

2日目の午後には、参加者が考えたアイディアを提案することもできるトレジャーハンティング報告会が設けられており、こちらは一般聴講も受け付けています。

仙台の隠れた魅力に気づく、きっかけになるかもしれません。是非「まちのトレジャーハンティング@せんだい」に参加して、自分の頭と体を動かしてこそ感じられる、仙台の魅力に触れてみてください!

(書き手:鈴木里緒)

「まちのトレジャーハンティング」開催概要

日程:
2015年12月12日(土)、13日(日)

会場:
仙台市立立町小学校(宮城県仙台市青葉区立町8番1号)

<トレジャーハンティング報告会とトークライブ>
「トレジャーハンティング報告会」の聴講

日程:12月13日(日)14:00~
(定員150人/参加費無料)

出演者:
<トレジャーハンター>
青木 純 (メゾン青樹)
大島 芳彦(ブルースタジオ)
小野 裕之(greenz.jp)
柿原 優紀(Tarakusa)
瀬川 翠  (Studio Tokyo West)

主催:
仙台市

共催:
学校法人東北工業大学・株式会社アフタヌーンソサエティ・学校法人東北芸術工科大学・株式会社リノベリング

鈴木里緒

riosuzuki

1993年宮城県出身。現在は、仙台市に拠点を置きながら、山形の大学で学んでいます。大学では商店街の活性化をはじめとするまちづくりについて学んでいます。働き方や地域からの情報発信について関心があります。

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