2014.10.24
日本の都市も、アジアの他の都市との国際的な都市間競争にさらされています。関西エリアの地位を向上させ、ビジネスの拠点していくために、阪急電鉄が起業家を支援する取り組みを始めました。同社による起業家支援は、新産業創造や地域活力の向上を担う起業家を支えることで、大阪・梅田の都市競争力と、地域力を伸ばすことを目的としています。
この取り組みの第一歩として、起業を目指す人々が集い、新しいビジネスモデルの創造を実現させてゆくための拠点として、スタートアップに向けたビジネス創出を支援する会員制オフィス「GVH #5(ジー・ブイ・エイチ・ファイブ)」を、2014年11月に「阪急ファイブアネックスビル」に開設するそうです。同取り組みでは、オフィス提供。コミュニティ形成の促進、ビジネスサポート、情報発信等を実施していくとのこと。
会員として募集されているのは、阪急電鉄が行う都市交通やリテール、まちづくり、エンタテイメント・コミュニケーション、生活サービスなどの事業との親和性がある領域で、ITなどの先端技術を活用して新しいビジネスモデル の開発を行うスタートアップ。同施設の運営にはサンブリッジグローバルベンチャーズというベンチャーキャピタルが関わっているとのこと。
他にも最近ではスタートアップ都市を目指す福岡が、創業特区としてスタートアップを目指す人たちの創発を生み出す「スタートアップカフェ」をオープンするなど、都市が起業家を支援しようという流れが見られます。
起業家コミュニティの盛り上がりと都市の盛り上がりにどのような相関が生まれるのか、チェックしてみると面白いかもしれませんね。
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