マチノコト

2014.4.22

横浜に特化したクラウドファンディング「FAAVO横浜」がリリース、5月には渋谷版も

faavo yokohama

地域クラウドファンディングサイト「FAAVO」を運営している株式会社サーチフィールドが、FAAVOの市区町村単位版のリリースを発表、第一弾として「FAAVO横浜」を本日公開しました。

地域課題の解決を目指すスペースが運営

FAAVOは、エリアオーナー制度という制度で各エリアの地元法人と共同でサイトを立ち上げ、共同で運営しています。FAAVO横浜の運営を担当するのは、関内イノベーションイニシアティブ株式会社。同社は横浜の中心市街地のビルの空き室をリノベーションして生まれたコワーキングスペースの運営を行っています。

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単なるスペースではなく、地域の課題を持ち込み「対話」を通して解決を目指すフューチャーセンターが一体となっており、ソーシャルビジネスの担い手、アントレプレナー、クリエイター、ITスタートアップ、多様なレイヤーの人たち集う場所となっています。

FAAVOという資金集めやプロモーションなどが可能になるサイトがリリースされたことで、同社の活動にもさらに幅が生まれそうです。

都道府県単位からさらに細分化されたエリアに

faavo top

FAAVOは「地域・地方」に特化したクラウドファンディングのプラットフォーム。2012年6月に「FAAVO宮崎」からスタートし、「宮崎」「新潟」「埼玉」「熊本」「石川」「鹿児島」「長野」「山口」「京都」「岡山」「島根」「沖縄」「福岡」「大阪」の14都道府県別エリアまで展開してきていました。

これまでエリアの単位は都道府県でしたが、今回リリースする「FAAVO 横浜」は初の市区町村単位でのリリースに。その地域に貢献したい、という人向けのサービスであるFAAVOであれば、このアプローチも納得です。例えば、神奈川県への愛着が強い人と横浜への愛着が強い人は少し違います。

都会でも地域密着型のクラウドファンディングを

このように、FAAVOは都道府県単位よりももう少し狭い地域単位で愛着を持っている人向けのサービス展開をしていきます。この背景には、クラウドファンディングの認知度が上がる中、東京近郊出身のユーザーからの「都会でも地域密着型のクラウドファンディングを」との声を受けたことがあると、FAAVOは発表しています。

また、市区町村の厳密な区切りにこだわるのではなく、「三軒茶屋」「下北沢」など、人々が愛着のわきやすい範囲でのサイト立ち上げも実施する予定。本日の「FAAVO横浜」に続き、5月下旬には「FAAVOシブヤ」の公開を予定しているそうです。

「自分の地域でもクラウドファンディングサイトをたちあげたい!」と考えている人は、ぜひFAAVOをチェックしてみてください。

junyamori

inquire Inc. CEO、NPO法人マチノコト理事。1987年2月生まれ、岐阜県美濃加茂市出身。『マチノコト』の編集を担当する他、一般社団法人HEAD研究会フロンティアTF副委員長、ローカルメディアネットワーク『IDENTITY』を運営中。『THE BRIDGE』『マチノコト』『soar』など複数のメディア運営にも携わる。

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