2015.11.19
マチノコトでも以前取り上げた、空家再生と地域の課題解決のためのプロジェクトを生み出す「リノベーションスクール」が、継続的にリノベーションまちづくりについて学ぶことができるコースをオープンします!
受講者が自立して事業を起こし、持続的な経営をしていくために必要なノウハウを1から10まで伝えていくためにつくられたのが、今回の「プロフェッショナルコース」です。
リノベーションスクールは、不動産の再生を通じてまちでの新しいビジネスを生み出し、エリアを再生する実践の場!空き家・空きテナントに加え、利用頻度の低い 公共施設や公共の道路、公園など、あらゆる遊休不動産の実践的な活用案をつくり不動産オーナーに提案します。
これまで、まちづくりの起爆剤として幅広いステークホルダー参加する場を提供し、アイデアとその実践の功績を生み出してきました。
2011年に福岡県北九州市で始まったこの取り組みは全国へひろがりを見せ、今年までに受講生およそ1,000人、7都道府県9都市において開催!
受講生たちがグループを組み、遊休不動産オーナーさんの想いを汲み取りながら、そのエリアを盛り上げるアイデアを考えます!最終日に行われる最終プレゼン発表には、毎回地域のたくさんの人々が集まり、とても熱量が高い場となります。
リノベーションスクールで生まれたアイデアから実際に事業が立ち上がり、軌道に乗って来た案件も多いそう。
これらを運営する株式会社リノベリングでは、このほか全国でのリノベーション事業を紹介するウェブサイト 「リリリ・リノベーション」や、年一度の祭典「全国リノベーションまちづくりサミット」など、全国のリノベーションに関わる幅広い層が交流し、情報発信していくコミュニティーを支えています。
「プロフェッショナルコース」の目的は、現代版家守やリノベーションアーキテクトとなる人材を育成することです。
現代版家守というのは、都市活動が衰退したエリアで、空きビル・空き家・空き店舗などの遊休化した不動産を上手に活用してまちの維持管理をしながら、その地域に求められている新しい産業をつくり、雇用を生み出し、まちを変えていこうとする活動を行う職能。
リノベーションアーキテクトは、建築、不動産、マーケティングやプロモーションなどさまざまな領域を横断しながらリノベーションの事業を創出し実現していくことのできるマルチリンガルな人材です。
空き家を見つけリノベーションして事業を立ち上げ運営していくまでのステップが1から10まであったとすると、今までのリノベーションスクールでは、受講生は5と6の部分にしか触れられませんでした。
プロフェッショナルコースでは、1から10までをじっくり、リノベーションまちづくりに取り組んで来た多彩な講師陣たちから学ぶことができます。
東京R不動産の馬場正尊さん、株式会社ブルースタジオの大島芳彦さん、株式会社メゾン青樹の青木純さん、らいおん建築事務所の嶋田洋平さんなど、建築、不動産、デザイン、マーケティング、メディア等の各界のトップランナー30人が講師として参加。
授業だからといって受け身ではなく、より実践的な学びが得られるよう、前期・後期の間には東京にてリノベーションスクールを開催し、実際の案件を対象に事業計画を練っていきます。
教室は、東京都千代田区にある3331Arts Chiyodaに新しくオープンする「スタジオリノベリング」。まさにリノベーションによって廃校をアートスペースへ再生した場所です。
どのような専門性にしろ、自らの軸を持ちながら、分野を超えて都市再生に関わる仕事をしていきたいという方におすすめの内容となっています。
気になる方は11/30「スタジオリノベリング・オープニングパーティー」が開催されるので、そちらに参加してみてはいかがでしょうか?
きっとこのリノベーションスクールで、同じ志を持つ仲間とも出会えるのではないかと思います。詳細はこちらからどうぞ。
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