マチノコト

2014.9.23

対話の場を入り口にした地域コミュニティケアの方法とは? − まちづくりを「健康中心」で考える〈中編〉【イベントレポート】

注)この記事は東京大学にて公開シンポジウム「健康づくりを核に地域づくり戦略を描こう 〜経済中心の活性化から暮らしの活性化へ〜」のイベントレポートの〈中編〉です。前編の概要は以下からどうぞ。

〈前編〉のまとめ

  • 「健康」を切り口にしたまちづくりの取り組みが生まれはじめている(ef:バンクーバー市A Health City for All)ので、日本でやっていくためにはどうすればいいか?を考えよう。まずは、聖路加国際大学の中山教授のプレゼンテーション。
  • 「不健康」を、個々人のせいにしたり、社会のせいにしたり、するのではなく両方の視点で考え、アプローチしていくことが重要。
  • 他者と、どうやったら健康になれるか、という情報を共有すること、や、ヘルスリテラシーの高い人とつながることなど、多様な人同士で「健康」を介して繋がる場づくりが必要になってきている。

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二人目のプレゼンターは、みんくるプロデュース代表の孫さん。みんくるプロデュースは「市民・患者と医療者を対話でつなぎ、コミュニティの健康を考える団体」です。孫さんはまず自分が活動を始めた経緯から話し始めました。

孫「医療従事者からも話が聞けて、一般市民としても自分の話ができる、そんなオープンな場をつくれないか、というのが最初の問題意識でした。元々社会問題を解決しようという大きな意識があったわけではなかったんです。自分自身が、「患者の本音はどこで聞けるんだろう?」というところに興味があって。だから、始めた時は、隠してやっていたような感じです(笑)。

街中のカフェに集まって、10人ぐらいでやってきました。今までも30回ぐらいやって、まぁ、関連企画を入れると50回ぐらいやってきた。テーマは、ヘルスプロモーション。運動と健康の関係とか食事とかもやっているんですけど、家庭医としては、介護、エンディング、看取りの問題も扱っています。」

実践を続ける中で実際に参加した方にはどういう変化があったのか、というところに関心を持った孫さんは、研究者としてカフェ型コミュニケーションの効果を明らかにしていきました。

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孫「色んな知識が得られる、というのもあるんですけど、当事者の話を聞ける、これも大きい。また、色んな人たちの価値観・見方に触れて、自分を振り返ったり、考えが変わりました、という色んな変化があった。当事者の話を聞くことを経て、自己省察、もしかしたら、全然違う見方ができるんじゃないか?という違う立場の人への理解が進んだりしていた。」

効果は実感できたがもっとこういう場に本当に来て欲しい人に来てもらうため、この活動をもっと広げていくために、現在は、自身で開くだけでなく、カフェを開くことのできるファシリテーターを育てている孫さん。ここからは、これまで行われた様々な地域の実践を紹介していきます。その中でもカフェ型の対話から、地域特産の商品開発まで繋がった島根県の雲南市の事例を紹介。

孫「何回か前にファシリテーター育成講座に参加していただいた保健師の矢田さん。彼女は元気なママさん保健師で、保険師というのは、子ども対象、青年対象、高齢者対象などで活動している。でも、そこが縦割りで機能していない、ちゃんと横断的に活動していくべきじゃないのか、というところに問題意識を持ちました。また、結局、健康の取り組みは、高齢者の方や病気になった方しか興味を持たない、だから、もっとオモシロい活動にして、色んな人が興味をもってくれるようにしないといけない、という問題意識があった。そこから「地域」を前面に出していった。」

対話の場を入り口にした地域コミュニティケア

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孫「矢田さんは「地域で学ぶ」「地域で働く」「地域をつくる」という3本柱で、新しい地域コミュニティケアをつくっていこうと考えた。そして、その入り口になるのが「対話の場」。この3本柱を継続していくには「対話」が大事だ、と。なぜかというと、この対話の場で、地域で埋もれている力のあるキーマンを発掘して、繋げて行く。そして、その人たちと関係づくりをしながら、実践できるアイデア出しをさせていく、そういうプロセスが対話の場でできる。そこで、矢田さんは、みんくるcafeイズモを開きながら、その他にも様々なことをやっていった。例えば、「いいとこ発見プロジェクト」。これは、自分たちが自分たちの地域に自信を持っていないじゃないか、いいところをちゃんと見つけていないんじゃないか、ってというところで始めた。そして、その一つの成果が商品開発に繋がった。それが「サバーガー」。焼きサバが雲
南市の名産で、焼きサバを挟んだライスバーガーということで、サバーガー。産業になるし、普通のハンバーガーより健康的。対話の場から地域産業にも繋がっていった。」

あらためてカフェ型コミュニケーションの可能性を語り、プレゼンテーションを締めます。

孫「地域ヘルスプローモーションにおいて、カフェ型の対話、ワールドカフェのようなコミュニケーションは深い気づきを促して、主体性を引き出したり、っていう変容を促すのに有効なんじゃないかと思います。また、地域づくりにおいては、地域の埋もれているキーパーソンの方たちを発掘したり、信頼関係を構築して、チーム形成する、そして、アイデアを出していき、継続していく実践においても対話の場づくりは有効ではないか、と思います。」

小さくやっていた「聴く場所」がどんどん広がっていって、様々な人の「学びの場」になっていきました。今では、様々なところで、地域の人同士を繋げ、アイデアを生み、盛り上げていく出発点になっているようです。中山先生と孫さんの二人のプレゼンターの発表を終え、パネルディスカッションに。そして、後編では、参加者全員で、自分たちが実践していくための話し合いをしていきます。

 

〈後編につづく〉

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