2015.2.9
先日開催された「地方創生リーダーシップセミナー」にて、「東北オープンアカデミー」という社会実験プロジェクトがプレゼンテーションを行いました。
このプロジェクトは、東北の復興現場に日本全国から1000人規模の人材を集めてフィールドワークを行い、その参加者たちが継続的に東北や日本全国の地域でプロジェクトを実施していくという大規模なメンバーシッププログラムです。
フィールドワークに参加することで、参加者は「アカデミーメンバー」となり、東京で開催される様々なイベントや研究会に優先的に参加でき、さらに地域での起業や新たな活動に対するファンド(支援金)の活用も可能になるんだとか。
フィールドワークは今年2月から4月にかけての3ヶ月の期間実施され、まずは岩手、宮城、福島の3県を舞台に、一次産業や地域コミュニティ、医療などの各分野において各地で活躍するリーダー達のもとで活動を体験することになります。
参加希望者は、フィールドワーク、カンファレンス、その後のメンバーシップ料などを含んだ東北オープンアカデミーへの参加料を5万円支払い、現場のオーガナイザーたちと共に2泊3日のフィールドワークに参加します。
3ヶ月のフィールドワークに参加した後は、2015年の6月に参加者が東京に集結するカンファレンスが開催され、参加者のによる起業やプログラム実施を支えるファンドも組成されていくそうです。
経験を積むフィールドワーク、同じ仲間を見つけ集う機会を生み出すカンファレンス、活動を始めようとする人へ支援金を提供するためのファンド。これらがうまく噛み合っていけば、人材を輩出するエコシステムを構築することにつながるかもしれません。
東北復興新聞の記事によれば、「東北オープンアカデミー」は、「都市にも拠点を置きながら地域に関わる事のできる仕組みを育てる」「2020年までに、地域を担う100人の起業家を年輩出する」この2つをミッションと定めているそうです。
このプロジェクトがどうなっていくか、見守っていきたいと思います。
コメント