マチノコト

2015.6.12

住みたい場所を”試してみる”ためのプラットフォーム「microstay(マイクロステイ)」

microstay

「関係人口を増やす」ーーマチノコトでも何度かこのワードを取り上げてきました。

今現在別の場所に住んでいる人に対して、いきなり移住を求めたりするのは、ハードルが高い。まずは地域と関係性をもってもらい、少しずつその関係を強くしていくことで移住につなげていこうという動き。

仮に移住につながらなくても、その地域のことを応援してくれる人を増やすことにもつながります。まずは地域にお試しで来てもらう、そんなことに取り組むサービスが登場しています。

住みたい場所を試してみるサービス「microstay(マイクロステイ)」

「その地域で暮らしてみた」という体験が、生活拠点を決める上で重要な体験となり、移住促進に繋がる。そんなコンセプトで運営されているサイトが「microstay(マイクロステイ)」です。

色々なエリアが紹介されており、Airbnbのようにそのエリアにある注目のスポットの紹介と、試しに住むことができる物件が掲載されています。

大海原ライフ/稲村ヶ崎 (microstay 鎌倉)

microstayさん(@microstay_pre_moving)が投稿した写真 –

紹介されているエリアは鎌倉、葉山、秋谷・佐島、糸島。今後、紹介予定のエリアとして逗子、金沢が掲載されています。どこも、試してみたい気持ちが湧きたつエリアです。

各エリアにはキュレーターが存在していて、自らの地域に対する愛を試住というサービスを通して表現する人たち。そのキュレーターたちが選んだスペースが、サービス上には掲載されています。

地域に暮らす人々の循環

「microstay(マイクロステイ)」が目指しているのは、下の図のようにその地域に暮らす人々が循環していくこと。

about

いろんな地域でこうした循環が起こり始めれば、いまよりもさらに暮らしが楽しくなるのではないでしょうか。

地域に「試住」という形で人に来てもらうためのプラットフォーム「microstay」。地域への移住を検討している人、人に地域に来てもらいたい人はぜひチェックしてみてください。

junyamori

inquire Inc. CEO、NPO法人マチノコト理事。1987年2月生まれ、岐阜県美濃加茂市出身。『マチノコト』の編集を担当する他、一般社団法人HEAD研究会フロンティアTF副委員長、ローカルメディアネットワーク『IDENTITY』を運営中。『THE BRIDGE』『マチノコト』『soar』など複数のメディア運営にも携わる。

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